おかみの花日記

かぎろい

| 2003-07-21 17:28 | トラックバック(0) |
こんなに美しい朝焼けがあるものと気付いたのはいつのことだったでしょうか。
夜明けの暗闇から、空全体が薄ぼんやりと薄紫に染まり、オレンジ色に変化するこのような夜明けを、古来からかぎろいと呼んでいた。不思議な色の夜明けは、様々な気象条件が重なり起きる現象だといわれ万葉集にも詠まれています。私も何度かこのような夜明けを体験している。
日本人は古来から、やさしくそして美しく変化する自然と季節のうつろいを見つめ、
色の表現にも微妙な感性を育み独特の美意識を形成させてきました。赤を表現するにも何種類もの呼び名と種類が有るといわれています。この夜明けのようなかぎろい色という赤はオレンジと朱の中間色のような色だともいう。
様々な色がまた幾種類にも別れて生活の中に溶け込み、それらが日本画や御菓子、衣服など様々な日本の伝統文化を支えて、きめ細やかに活かされ美しく表現されてきました。
*万葉集から「東の野に かぎろいの立つ見えて  かえり見すれば月傾きぬ」
柿本人麿

トラックバック

Trackback URL

コメントを書き込む

このアイテムは閉鎖されました。このアイテムへのコメントの追加、投票はできません。