春先に山を歩くと、
沢沿いに光沢の有る大きな葉が目に付く。
植物に詳しい友人はこれが「ウバユリ」だと教えてくれた
意外なことに食べられるという。
葉の姿はまことに美味しそうな感じがするが
私は食べたことはない、又食べた話も聞いたことがない。
さてこのウバとはどのような意味があり、どう書くのだろう
乳母なのか姥なのか謎が残る。姥だとしたらなんと不名誉なことか
初夏には、あの光沢の有る葉が消えてしまい花だけが咲く。
「歯がないのに女の色香が残っている」
そんなところから名付けられたとも言われています
考古学をしている友人はこの根が実は縄文時代から
近世まで重要な食料だったと話していた。
いったいどんな味がするのだろうか
そう聞くとますます食べてみたくなる。
会津の里山の沢地にそろそろ咲き始める