おかみの花日記

ツワブキ

| 2008-11-24 10:09 | トラックバック(0) |
ツワブキ
十年以上前にツワブキの苗を隣の料亭の女将さんからいただいた。

いただいてはみたものの、植える場所に困りお店の小さな庭の石灯籠の脇に植えた、そこは冬、屋根の雪が落ちて堆積する場所で生き延びるかどうか不安があったが、毎年みぞれが降る今頃になると黄色い花を咲かせてくれる。

斉藤茂吉がみぞれ時の、そんなツワブキを歌に詠んでいる
「いくたびか 時雨(しぐれ)のあめの
かかりたる 石蕗の花も つひに終はりぬ」
斎藤茂吉(さいとうもきち)
もともとは暖かい地方のものらしい、自然界にあるものは福島県の海岸が北限だという、名前の語源は葉に艶があるからだという、「ツヤブキ」がいつしか「ツヤブキ」
と変化したのだという。

そういえば、いただいたツワブキが咲いていたのは、玄関の雨も当たらないような場所、料亭の女将さんが亡くなり、主のいなくなった屋敷ではだれも水も与えていない、それでもこのツワブキは活きている。

何と生命力が強いことかと驚いてしまう。移植したときはたぶん無理だろうという想いは見事に間違っていた、
私のところも日当たりが悪く、雪も堆積して、けして良い環境とはいえないがそんな場所でもたくましく生き抜いている。

花言葉もそんなツワブキに相応しい、花言葉は「困難に傷つけられない」(石蕗) 花と向き合うと自然と生き方を学ばされる。


トラックバック

Trackback URL

コメントを書き込む

このアイテムは閉鎖されました。このアイテムへのコメントの追加、投票はできません。