おかみの花日記

河原なでしこ

| 2001-08-17 16:57 | トラックバック(0) |
なでしこの花は万葉集や様々な歌集の中で、多く古来から詠まれている。いにしえの歌人大伴家持の和歌に、亡き妻の面影をなでしこの花に観て偲んでいられる和歌がある。私はこの花に子供の頃を思い出す。青い空、入道雲、せみの声、河原で遊ぶ子供たちの声、そんな傍らになでしこはやさしく咲いていた。夏の茶花の無くてはならないこの花も近頃は環境の変化でとても少なくなってきた。夏は咲く花の少ない中、このはなの存在はとても貴重でもある。里山より早朝持ち帰り、私も床の間の花入れに活けながら、家持の偲んだ女性ははどんな方だったのかと思い描いてみる。

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