
夏の高原の河原
夏の河原には様々な小鳥たちをみかける。きせきれい、たひばり、はくせきれい、せぐろセキレイ、それぞれにゴツゴツした岩や石の上を飛び回り、川虫や昆虫などの餌をさがしている。よくみると縄張りが重複するのだろうか、追い回したり追われたりしていることがある。是が最初遊んでいるかのように見えたが熾烈な縄張り争いだという。今年のように猛暑の夏、川に出かけて輝く川面に小鳥を眺めていると、子供の頃を想いだす。川柳、広がる水田、わき上がる入道雲、魚取りの子供たちの歓声、風に揺れるナデシコの花、昼を知らせるサイレンの音、砂埃を興しながら走るバス、きらきらと輝く川面に何もかも過ぎていった影を映してゆきます。