おかみの花日記
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アカゲラ

| 2009-02-23 07:06:50 | トラックバック(0) | コメント(0) |
アカゲラ
冬の雑木林は普段目にする事ができない生き物に出会う事ができる。

その代表的なものがアカゲラ、きつつきの仲間です。
会津の里山にも一年中いるらしいのですが、春から秋にかけては木の葉や木立に遮られてなかなか姿を見せてはくれない。

近くでは鶴ヶ城のなかの立ち木でも、冬であれば姿を見る事がある。ドラミングといわれる木を突く音も静寂な冬にはよく聞こえる。

何よりも回転しながら木を昇る姿も何ともかわいらしい。
暦の上ではもう春、今年は比較的暖かく雪の少ない冬のせいか冬芽がいつもの年より早くん大きくなっているような気がする。

何人ものお客様からお土産にと蕗の薹を頂いた、蕗味噌も今年は早めにつくりました。



ギフチョウ

| 2009-02-09 23:00:15 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ギフチョウ
雪が溶けたばかりの雑木林は不思議な魅力に満ちている。

比較的木の葉のすくない、湿り気のある場所に春の日差しを体いっぱい浴びて蕗の薹が顔をだす。

その頃になると落ち葉に中にカタクリの葉も芽を出し始め、葉が日ごとに大きくなって来る、そんなある日、ヤマザクラの冬芽を求めて雑木林を散歩していたら落ち葉の蔭から一匹の蝶が舞い上がった。

寒いせいか舞い上がる姿がなんとなく頼りない、あれこんな寒い時期に蝶がいるかと驚いた。こんな寒い時期にしかも日当たりの悪い場所には雪がある、

その蝶がギフチョウと判ったのは最近のこと、アゲハチョウに似ているので、何で今頃いるのかしらと不思議な気がした。

調べてみたら、東北地方にいるのはギフチョウの仲間でもヒメギフチョウと呼ばれるものらしい。落ち葉の中に咲くカタクリの花の蜜を吸いに来ていたらしい。

そういえば以前にも見かけたことがあったのですが、当時あまり蝶には関心がなかったので、長い間見過ごしてしまっていた。

ギフチョウは、カタクリと共にこの時期見かける、カンアオイに卵をを産み幼虫はその葉を食べるといわれています。夏秋をさなぎで過ごし早春の頃に羽化するのは
驚きです。

ミヤコアオイ


ギフチョウは絶滅危惧種、理由はどうやら雑木林を人間が利用しなくなり 手入れをしなくなったかららしい。

植物は餌になるカンアオイが下草を刈らない場所では生き延びる事ができない。蝶と人間の不思議な関係に驚かされます。



オナガ(冬の訪問者)

| 2009-02-04 17:18:20 | トラックバック(0) | コメント(0) |
オナガ
先日ひさしぶりにオナガの姿を見た。

以前は隣の料亭の庭の杉の木に来ているのを良く見かけたが、ここ十年位姿を見かけないでいた。

どうやらカラスに住処を追われたらしい、とても目立つ鳥なのですが会津の里ではあまり見かけない。

先日会津美里町新鶴地区に行ったとき、村の鎮守様の杉木立の中に群れをなしているのを見かけた。枝から枝にわたる歩く時、尻尾をぺんぺんと振る姿がとてもかわいらしい。

聞けばカラスの仲間だという、食性も雑食でカラスに似ているといわれています。温暖化のせいなのか西日本では次第に姿を消しつつあるが東日本では個体数が増えているとききます。
トレド


この鳥、不思議な事にアジア意外ではスペインやポルトガルのイベリア半島に生息するという、

そういえば、スペインの南部中世の町トレドが見渡せる丘のところで、尾の長いオナガのような鳥がからすと空中戦をする姿を見かけたことがあります。

でもカササギの姿もあちこちで見かけたので、良く似ているカササギだったのかもしれない


ロウバイ

| 2009-02-02 07:11:15 | トラックバック(0) | コメント 1 通 |
ロウバイ
冬に会津は花がなく、花日記の更新がどうしても遅くなります。

話題も鳥などが多くなりがちになります。会津で庭のある家に必ずといっていいくらいに植えられているのがロウバイです。

冬の花なのですが雪が多い会津では開花は3月を待たねばなりません。ロウバイはもともとは中国のものらしい


古くは唐梅と呼ばれていたという、そういえば古い茶会記の中に唐梅という表記を見たことがあります。

時代は戦国末期、一説によればロウバイは朝鮮出兵の時に何処かの大名が持ち帰ったとも言われています。

事の真実は定かではありませんが、当時の戦国大名の間で流行した、茶の湯好きの大名が見逃すはずはありません。

また当時流行した、古銅の花入れにもよく似合います。
でもお店ではあまり活けたことがない。花が花器を選ぶなかなか扱いが面倒な花です。

詩人で歌手の笠木徹さんが歌う
「冬の花なら山裾の
枯れ枝に咲くロウバイよ

黄色はやさしい 花なのに
人に知られず 消えてゆく」

*写真は常陸のtono様からお借りしました

冬の天使(きれんじゃく)

| 2009-01-04 08:11:08 | トラックバック(0) | コメント(0) |
きれんじゃく
雪のお城の近くを歩いていたらいきなり、美しい鳥の集団が飛び立った。

キレンジャクの群れです。おそらく30匹を超える集団です。どうやら植えられているナナカマドやウメモドキの実がお目当てらしい、

以前、我が家の玄関先に自然に生えたヒヨドリジョウゴの赤い実に大挙して押し寄せてきた事もある。玄関を出たら驚いて近くの電柱の電線に止まり私が遠ざかるのを待っていた。

しばらく鳥たちの様子を観察していると、きれいな姿に
似ずよく糞をする。しかもこの糞が粘着性があるらしく
木の枝にぶら下がています。

以前レンジャクの仲間がヤドリギの実を好物として、ヤドリギの繁殖に大きく関わっている事を何かの本で読んだ事があります。

ヤドリギはこの粘着性の糞のおかげで、種子が風や雪に飛ばされる事なく木に定着する事ができるのですね。

自然界にはこのように不思議な協力関係や共生関係が
まるで神の導きのように形成されている事があります。

これから早春に雑木林の中に咲くカタクリとありの関係も不思議なものです。



新年の雪

| 2009-01-01 16:05:22 | トラックバック(0) | コメント(0) |
雪
雪と降ると一様にいうが雪の降り方にもにも様々な表情がある。私は
はらはらと花びらが散るような雪が一番いい、

しかしこればかりは、花びらのような雪だけにしてくれとはいかない。12月に入り晴れの日が多く、気持ちの良い日が続いた。

しかし年末に湿り気の多い雪がまとめて降り会津のお正月は雪の中でむかえることになりました。

中国の古い記録(500年以上前)荊楚(けいそ)歳時記などを読んでいますと、中国の伝統に新年の最初の子の日、老若男女貴賎を問わず外に出て若菜を摘に、酒を酌み交わし野遊びをしたことが書かれています。

今年の最初の子の日は、明日1月2日です。それはやがて日本に伝わり昔、大宮人新年はじめての子の日に野遊びをしたといわれています。

「君がため、春の野に出で若菜摘む 我が衣でに雪は降りつつ」この和歌からも当時の大宮人の野遊びの様子が偲ばれます。

春の七草を粥にして食するのはその名残といわれていますが、雪の少ない地方ならいざ知らず、北国には、この時期若菜を摘むような習慣は伝承されなかった。

しかしこの大地の雪の下では様々な命が春の訪れを
待ち焦がれているはずです。

お客様が雪の中からふきのとうを掘り起こして、毎年のように運んでくれます。ほうれん草や小松菜と合えますが口の中に春が広がるようです