おかみの花日記
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花の精

| 2007-03-22 10:06:35 | トラックバック(0) | コメント(0) |
花の精
会津の郷は彼岸前に雪が降り荒れた日が続きいつもの年に逆戻りしてしまいました。

晴れ間を見ては、少しづつ我が家の梅も剪定して、その梅の枝を花入れに入れたり、大きな枝は玄関の大甕に投げ入れて飾ってみたりと重宝しています。

改装のときに、寒くないようにと床暖を取り入れ、おかげで、ともすれば冬足元が寒くなる板敷きの店内も暖かく過ごす事が出来ようになりました。

お客様ばかりか梅ノ木も、床暖の恩恵を受け、梅の枝もこの床暖で暖かい室内におきますと次々と花を咲かせてくれます。

いつか夜に不思議な体験をした。お店を終えて電気を消して退室してから車に乗り、忘れ物をしたことの気づいて明かりの消えたお店に戻った。

何気なく梅の投げ入れた大きな甕の梅の枝が、淡く光を放っているかのように見えた。暗闇の中から漂ってくる、梅の香に私は幻覚を観たのかもしれない。それとも・・あれは梅の花の精だったのか



消え間の春

| 2007-02-12 06:02:13 | トラックバック(0) | コメント 3 通 |
消え間
まだ2月だというのに、雪融けの頃のような日が続く。

お客様の中には、ふきのとうを採ったとお土産に持ってくる人もいる。今年はそのくらい暖かい。米沢のお客様から米沢の城下に、昔消間遊というのがあると聞いたと主人が話していた。

昔から藤原家隆の和歌に代表されるように、日本人にはこの雪融けの頃に特別な想いを抱いてきました。

雪融けの頃に、お弁当を持って日当たりの良い土手などに座り、遠くの雪に覆われた峰々を眺めながら、楽しく過ごしている情景が目に浮かびます。

おそらくそのお弁当の中には、寒中に作られた、凍み大根の煮物などがあったはずです。米沢の郊外川西町やその周辺は昔から凍み大根つくりが盛んだったと聞いています。

お天気が良くても、時折まだ肌寒い風と春の到来を
思わせる日差しの中で、雪どけの中にも幸せを見出す北国の里人のゆかしいこころが偲ばれます。

*写真は山形在住の樋渡様よりお借りいたしました
ホームページ光と風の世界
http://www3.omn.ne.jp/~hiwatasi/


雪椿

| 2007-02-05 21:56:09 | トラックバック(0) | コメント 12 通 |
椿
新潟からおいでになるお客様から、3月も近くなると毎年雪椿を送って頂く、雪椿は藪椿と並び日本の椿の原種だと言われています。

会津盆地周辺の里山では、野生の椿をあまり見かけないが、南会津の山々方へいきますと見ることが出来る。

会津のものは新潟の椿とよく見比べますと、葉の形や花の色、微妙に異なるどうやら藪椿のような気がする。

こころ優しきわたしたち日本人の祖先は、この花の変種や交配種を大切に育て、様々な品種を生み出してきました。

江戸時代の中ごろにはオランダに渡り、ヨーロッパに大ブームを巻き起こしたとも言われています。そして歌劇「椿姫」の上演となるわけであります。

逆にヨーロッパの品種が逆輸入されて更に品種が増えることになるのですが、改良され尽くし、枝が折れそうなくらいたわわに大きくなった、色とりどりの椿にあまり魅力を感じない。

むしろあの越後の山に咲く、小ぶりの刺すような深紅の雪椿にこそ本当の美しさがあるような気がする。



冬の訪問者(めじろ)

| 2007-01-31 10:14:29 | トラックバック(0) | コメント(0) |
めじろ
まもなく1月も終わろうとするのに暖かい日が続く。我が家の庭の梅の木に、薄緑色の小さなメジロがすずめやジョウビタキなどと共にやってくる。


メジロを私は長い間ウグイスと勘違いをしていた。春めいた陽だまり中の梅ノ木で遊ぶめじろ、何処からともなく聞こえるウグイスの声。私ばかりか、日本人は昔からメジロをウグイスと勘違いしてきたようです。

日本画にも梅とウグイスという題材でメジロが描かれている事が多いといわれています。私も、我が家の梅にと来訪するメジロを見て「ウグイスが来た」と喜んでいたのですから困ったもの。

野鳥の好きな知り合いと早春山に行き、藪の中で「チッチ」となく声がウグイスだといわれて驚いたことがあります。

笹鳴きというのだそうです。暖かさと共に「ケキョ、ケキョ、」という声になり、それがさらに気温が上がり桜が咲く頃には「ホ~ホケキョ」と鳴くようになるのだとか・・

こんな町の中でも、春のお彼岸辺りになると、どこからともなくウグイスの声が聞こえてきます。城下に春が来るのも間もなくです

梅一輪

| 2007-01-29 11:13:07 | トラックバック(0) | コメント 1 通 |
梅一輪
 私の家から近くを流れる湯川沿いに、散歩をしながら300メートルも上流に遡ると土手沿いに菅原神社が見えてくる。

その傍にかけられた橋は、この神社に由来してか天神橋と名前がつけられている。この神社の前に数本の梅ノ木が植えられている。

日当たりの良い場所なのか、ここの梅は他の場所よりもいち早く花を付ける。梅の香が漂うようになると、「飛び梅」の伝説を想いだす。

菅原道真が配流地の大宰府で「東風ふかば、匂い起こせそ梅の花、主なしとて春を忘るな」と詠んだところ、梅は菅原道真の後を追い配流地の大宰府まで飛んできたという伝説です。

この会津のお城の南側に菅原神社が勧進されたのは、中世、芦名の時代と聞いています。なぜここに菅原神社が奉られたのか、なぜ城の南側なのか理由があるはず。その理由も知りたいものです。その時にこの梅もどこからか飛んできたのでしょうか

梅の花の匂いがこの川辺りに漂うと、いつもそんな事を考えています。 

  写真は茨城の平塚さんから・・

冬の裏磐梯

| 2007-01-26 18:32:57 | トラックバック(0) | コメント(0) |
裏磐梯
昨年の冬はさまざまな雪の関するトラブルが多かったが、今年は一転して暖冬、暖かい日が続く。

数日前久しぶりに裏磐梯を訪ねてみた。この時期あまり人の姿は見かけないが、お天気がよければこの裏磐梯の冬景色も素晴らしいものです。

冬は特にこの高原地帯はお天気も変りやすく、あまり天気がよくないときは、曽原湖の近くで友人が経営するパン屋さんで日がな一日過ごしてくる。

このお店は信じられないほどの超繁盛店(佐々木亭)この冬の吹雪の中を、遠くから、多くの人がパンを求めに来る。

パン屋のご主人佐々木さんが入れてくれるコーヒーを飲みながら窓から見える磐梯山やカラマツ林を眺めているのがとても好き。