おかみの花日記
1 |

ひよどり

| 2001-12-24 17:01:00 | トラックバック(0) | コメント 2 通 |
今年は12月の初めから大雪が一晩のうちに積もった。私の自宅の小さな畑には梅の木と山椒の木が数本ある。7年ほど前に移植したのだが、その木にこの時期色々な鳥がやってくる。すずめ、かわらひわ、むくどり、どうしたことか今年はもずが来ない。そんな小鳥たちの中、畑の雪の上に置いた餌をついばみに来るのが一番多いのはやはりひよどりである。どこからかきた種が大きな“ひよどりじょうご”の蔓となり、私の家に絡み付いていたが秋に紅い実をたくさんつけた。その実にれんじゃくの大群が来ていた。はじめて見たれんじゃくは本当に美しい鳥でした。

ベンちゃんさようなら

| 2001-12-05 17:01:00 | トラックバック(0) | コメント 3 通 |
私にはハムスターのペットがいた。名前はベンちゃん、ジャンガリアンハムスターという種類のねずみさん。料理屋の仕事は想像以上にきつい、忙しい時など帰宅が24時を過ぎる事もしばしば。疲れて帰宅する時に籠の中のベンちゃんに『ただいま」と挨拶し餌を与えるとノコノコ巣から出てきて私を慰めてくれた。
最近足取りがふらつくと思っていたが、ある日帰宅していつものように声をかけたら反応がなく巣穴で冷たくなっていた。手のひらに冷たいベンちゃんをのせて別れを告げたが、涙がぼろぼろとめどなくこぼれた。べんちゃんありがとう。

戻ってきた白鳥

| 2001-11-20 17:00:00 | トラックバック(0) | コメント 4 通 |
11月に入ると数羽の群れになりながら遠いシベリヤから猪苗代湖に白鳥たちが戻ってきた。今年は少し早いような気がするのは私だけだけだろうか。首のあたりが黒っぽかった若鳥たちもすっかり大人になっていることだろう。
この前、湖の傍を見ていたら浜には白鳥の姿は無く聞けば田んぼに落穂を拾いにいってるとの事、今年も会津は雪が多そうだし、厳しい冬になりそう。

もみじ

| 2001-11-01 16:59:00 | トラックバック(0) | コメント 1 通 |
会津で最も美しいもみじの場所は、柳津町円蔵寺福満虚空蔵尊の庫裏の前のもみじだと思う。
大同二年の開山といわれるこのお寺の本堂は東北の田舎町には似つかわしくないほど立派で只見川沿いの岩場に荘厳な伽藍が立っている。晩秋の頃のこの庫裏前の土塀のまえのもみじの美しさは筆舌に尽くしがたい。私はこの場所が大好き。
11月初め頃、お天気の良い日に木漏れ日の中、もみじのトンネルを潜り抜けると私の心もいつしか赤く染まってしまう。

吾亦紅

| 2001-10-13 16:59:00 | トラックバック(0) | コメント 226 通 |
背炙り山の頂上付近、草原の秋風に吹かれて揺れる吾亦紅は寂しそう。
夏の終わりごろから蕾をつけ咲き始めるが、何も知らない人にこの花を示し花なのだと言っても、とても花とは認めたくもないであろう、風に揺れながら「私だって赤いのよ、私だって花なのよ」と訴え掛けてくるような気がする。
「私だって女なのよ、振り向いて…」昔の人はそんな切ない女心をこの花に見ていたのだろう、ところが、この花の語源はそういう意味とは違うらしいことを最近知った。
しかしやはりそんなことはどうでもいい、戦国時代は枯梗を朝顔と呼んだ様に、花には人の思いを反映して時代により花の呼び名さえ変えてしまう。
私は風に揺れる吾亦紅が切ない女心を反映しているのだと思う。