おかみの花日記

春ラン

| 2004-03-21 17:36:00 | トラックバック(0) |
私たちの春は忙しい。あずまいちげ、二輪草、かたくり、などかわいい花たちが次々と咲き乱れる。それら命短い春の花を床の間に活けるために毎日のように里山に通う。やがて3月も半ばをすぎると雑木林の中に春ランが顔をだす。昔会津の童は「じじばば」などと愛称を込めてこの花を呼んだ。語源の意味は、花の花芯にぼつぼつと老人斑のような模様があるからとも言う。私たちはこの花を料理にしかも大量に使用する。椀種の吸い口、刺身の添え、花茶、食前酒、など様々に利用する。会津の里山の雑木林にはとりきれないほどの春蘭が咲いている。いつか雑木林の中で春蘭を摘む私たちに、女の子が近づいてきて「なにをしてるの?」と声をかけてくれた。「じじばば」を採ってるのよ、といったら不思議な顔をして楽しそうに手伝ってくれた。

きぶし

| 2004-03-01 17:35:00 | トラックバック(0) |
東山温泉の入り口近く、道路を左に曲がり坂を上るとやがて背あぶり山越えの道路にでる。4月の末まで、ここはゲートが閉まり車は進入できない。ゲートの隙間をくぐり抜け私たちは歩いて山に向かう。沢沿いの道は西手に会津藩の殿様の墓所「院内御廟」があり場所が幸して長い間伐採や開発の手からのがれてきた。この御廟の東手の沢沿いに、春を告げる花達が次々と群生する。しばらく道路を上ると、山沿いにいち早く山に春を告げる花、「きぶし」の花木が咲いているのが見えてくる。私は花の形が「藤の花」に似ているので「木藤」と書くのかと思っていたが誤りであるという。「木五倍子」とかいてきぶしと読むという。私は長い間「木藤」と思っていた。友人にもそう教えたようなきがする。この花を見てると、かんざしによく似てるいつも思う。雌花と雄花があるというが、私にはどうも良く見分けがつかない。しかし、茶花として花入れには活けにくく、花入れになじまない。きぶしが咲く頃、やがて樹下にはかたくりや二輪草、きくざきいちげが咲き始める。