おかみの花日記

たにうつぎ

| 2003-05-21 17:26:00 | トラックバック(0) |
新緑の深まる頃、会津の里山にこのピンクの花を多く見るようになります。何故か会津の里人はこの花をあまり好んで持ち帰ろうとはしない。長い間その理由がわからないでいたが、言い伝えではこの花の枝を死者の弔う際、あの世への旅立ちの杖として使用するからだという。そのせいなのでしょう、美しい花なのに里人は、自分の庭にこの花を植えようとはしない。会津だけの伝承のようであるような気もするが謎は深まります。美しい花は人間の都合と、あまりにもあでやかな色彩が災いしたかのように、振り向かれることもなく美しく咲き、会津の里は夏を迎えます。

らしょうもんかずら

| 2003-05-01 17:26:00 | トラックバック(0) |
らしょうもんとは平安時代の京の羅生門のことだという、花の語源は謎に満ちている。昔京の都の伝説に、鬼が出没するという都の羅生門、住み着いた鬼の腕に花の形が似ているということでこの名が付いたといわれています。この花も、紫色の美しい花にもっと別な名前がなかったものかといつも思う。春の花が終わりになる頃、東山院内御廟の近くの新緑の樹下日陰の多い場所で咲く。駐車場が近くにあるせいか、現世の鬼たちがゴミをまき散らす。ゴミを集め、周辺をきれいにしてからこの花を頂いてくる。そうでもしないとごみと鬼の残映までがお部屋について来るような気がする。