| 01.親父の「ぼやき」 01月10日 22:45 |

- ボルスジェノバ

ボルス
美味しいジンをあると、若い頃お世話になったバーのマスタにこのジンを教わった。

ボルスというオランダのメーカーが作るものだ。あるときに近所のショットバーノースランドに行ったら、見覚えのある砲弾のような陶器のボトルがカウンターの上にそれも20年物のボトルがおいてあるではないか・・

それから1年以上この酒がカウンターの上においてあってもなかなか手が出せないでいた。誰も飲んでいる様子は無い。この酒を知った時代苦い想い出がある。

若い頃お世話になったあのバアーで、カウンターの隅で涙を流しながら何も話さずにこのジンをロックで飲んだことを思い出す

当時師と仰いだ人に誤解されて、いわれのない嫌疑をかけられ、誤解を解けずに会えなくなってしまうことがある。尊敬していただけに何の言い訳も聞いてもらえなかった事にやりきれなさだけが残った。

後で判ったことなのだが、お人よしの俺は知らない間に組織の中で悪者にされていたのだ。葬式にも墓参にもいけなかった。

あれから20数年、当時の私のようにカウンターで若い人がカクテルを飲んでいる姿を見ると、ああ・・俺にもあんな時代があったよなと妙に懐かしくなる。

この前、久しぶりにボルスのジェノバを飲んでみた。独特のハーブと松の種類かと思うような香気が記憶を呼び覚ます。誰にも悟られなかっただろうが涙が潤んで仕方がなかった。

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