| 01.親父の「ぼやき」 01月27日 10:56 |

- 価格に価値のある時代(蔵の品格)

最近、湯の上温泉の渡辺酒食品の徳ちゃんと良く話題に
なる事がある

酒蔵の品格の事だ、以前から折に触れてこれが酒に出てくるような気がしてならないといってきた。

彼が新潟の石本酒造(越の寒梅)とお取引を始めてから、もう20年、様々な蔵を訪問させていただいているが、寒梅さんほどの「品格」を持った蔵は他にないと彼は言う。

玄関先、看板も無ければ表札も無く、言われなければ何屋さんだともわからない、しかし格調のあるたたずまい、そればかりか、経営に対する考え方、かたくなに自分達の目指す物への精神は他の蔵には無いものがあるという。

このかたくなさこそが「価値」だと力説する。世の中に、寒梅の悪口を言う人はごまんといる。偽物酒を飲まされて、寒梅は旨くないと評価を下す人も実に多い。

寒梅が好きか嫌いかはさておいて、蔵の品格の問題は経営者の姿そのものだから、残念ながら、お金やコンサルタントの指導などでは解決しない。

いろいろな酒蔵を訪問して、その事を感じてきた。蔵の品格は全てに表れる。だめな蔵はしている事の質の悪さに気づこうとさえもしない。気づけない品格こそが問題なのかもしれない。

最近はあまり見なくなったが、金粉を入れたり松茸を入れたり、名前を変えたり、ラベルを変えたり、ろくでもないない物に特産品や地名をつけ、くだらない地域おこしと安易な妥協をしたり、相変わらず20世紀的な、特別物手法の開拓に余念が無い。

又、少しばかり有名になり、売れ始めると天狗になる蔵も実に多い、時代が変ろうが、自分達の目指すものは何なのかしっかり向き合ってほしいと願う。

価格に価値のある時代だからこそ、かたくなさに価値がある、そうはいえないだろうか・・


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