| 05.お薦め連載「季を食らう」 01月06日 20:55 |

- 平椀(季を食らうNo.5)

平椀
平椀、次に献立の中で手間のかかるものは平椀かもしれない。いわゆるお煮しめだが、精進(京都禅宗型)では、季節の様々な食材を煮物にする。

4日の日は長芋を皮付のままひげ根を焼いて、斜めに厚く切り油で揚げたものを醤油味で煮しめ、そこへ蓬(よもぎ)麩と寺で採れた椎茸の煮物を添えてみた。

あくる5日は、4日の晩、寺から戻り、寒い中眠い目をこすりながら作った自家製のがんもどきと、添えには梅麩、そして高野豆腐と菜の花を添えてみる。

曹洞宗の開祖道元は食事をつくる僧の心得として、その著「典座教訓」の中で材料は自分の目のように大切に扱えと道具は自分の手のごとく扱えと教えている。
禅堂では米のとぎ汁でさえ無駄にされる事はない
この寒い調理場で、毎年道元様の教えをかみ締める。

*続く


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コメント(1)

[ 2006-01-07 19:18 ] 伊知地 wrote:
春を感じさせる素敵な料理ですね.
親父さんの作ったがんもどき,胡麻豆腐を是非食べてみたいものです.
家の近く上野桜木にある豆腐屋「藤屋」のがんもどきが美味しくて,私は未だに自分で作ったことがありません.
ここの豆腐も実に良いのです.
http://www.manta.co.jp/home...
籠太で塩豆腐を初めていただいたときにも驚かなかったほどです.

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