| 05.お薦め連載「季を食らう」 01月01日 11:40 |

- 精進料理(季を食らうNo.3)

年賀の膳
毎年我が屋では正月2日から仕事が始まる。お店は3日からの営業なのだが、調理場では、柳津町にある福満虚空蔵尊円蔵寺の年賀の精進料理を作る仕込を行う。

寺の境内で取れた筍、椎茸、野菜、それに信者の方から毎年寄進される様々な食材を使い、年賀のご挨拶に来た方々に精進料理が振舞われる。

この仕事を始めるようになったのは、まだ柳津町にすんでいる頃に、さるVIPのかたがこのお寺を訪問されるに当たり、昼食の精進料理を依頼されてからだ。

その食事が気に入られたのか、それ以来現住職様から「ご用達」のお墨付きを頂き、何か大きな行事や法要があるとお仕事をさせていただくようになった。献立は毎年ほぼ決まっている。以下のような内容だ。

**1月4日柳津円蔵寺年賀献立**
お平・・・・車麩、湯葉、菜の花、椎茸、梅麩の煮物
坪・・・・・・胡麻豆腐
木皿・・・・筍の南蛮煮、黒豆松葉刺し、赤カブ、いかだ牛蒡、〆豆腐
手塩皿・・ほうれん草とふきのとうの和え物
小皿・・・・香の物(白菜、たくあん)
汁椀・・・・けんちん汁(サトイモ、ごぼう、大根、豆腐、糸こんにゃく、)

もうこの仕事を始めて20年以上になる。この典座の仕事は自分の修行、日本に鎌倉時代、禅宗が伝来した時からの伝統の重みをかみ締めながら。毎年今年もお寺の御用を勤める事が出来た事に感謝して、今年の仕事が始まる。


トラックバック

Trackback URL

コメント(3)

[ 2006-01-01 16:32 ] 伊知地 wrote:
あけましておめでとうございます.
本年もよろしくお願いいたします.
こういう精進料理を「籠太」で出すということはないのでしょうか?
期間限定,予約のみでも構わないのです.
単に私が一度食べてみたいということだけのことなんですけど.

[ 2006-01-01 18:04 ] 親父 wrote:
あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
今度機会を作りましょう。喜んででさせていただきます。

[ 2006-01-02 18:06 ] 伊知地 wrote:
どうもありがとうございます.
今から楽しみです.
よろしくお願いいたします.

コメントを書き込む

このアイテムは閉鎖されました。このアイテムへのコメントの追加、投票はできません。